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謝る方法-Part1 “Sorry” と “Excuse me”

By Carina Delay 2021/07/03


謝る方法-Part1 “Sorry” と “Excuse me”


カナダ人の好きな言葉は"Sorry!"だと言われています。何も悪いことをしなかったとしても、カナダ人はあらゆる物事や人に謝るという噂があります。「過度に礼儀正しい」というステレオタイプですね。

しかし、謝罪に使える言葉は"Sorry"だけではないことをご存知でしょうか?実際、さまざまな場面で、さまざまな謝罪とその受け入れ方が求められます。これらのニュアンスは、ネイティブスピーカーでないと少々難しいかもしれません。失敗して謝らないといけない時になってからどう言おうか迷っているようでは、失言するためのレシピを用意しているようなもの。これは前もって準備しておいた方が良さそうですね!皆さんが英語を学び練習して、その状況に遭遇した時に自信を持って英語を使えるようになるために私たちがお手伝いします!

非の打ちどころのないマナーと非の打ちどころのない英語を使うためにも、実際に役立つ"sorry"以外の言葉について言葉以上のものも学びましょう。

Sorry

標準的な謝罪には2つの異なる機能があります。

  1. 1.自分がしたことに対して後悔を示すため:"I'm sorry I kept you waiting."「待たせちゃってごめんなさい」
  2. 2.悲しいことについて誰かに同情すること:"I'm sorry for your loss."「お悔やみ申し上げます」"I'm sorry you didn't get the job."「仕事がもらえなくて残念だったね。」

"It's okay"「大丈夫です」というのが、一番シンプルで中立的な回答ですが、他の表現を使って少し反論したりすることもできます。


Excuse me

謝罪の中でも"excuse me"が一番軽いものです。申し訳ないという意味で、「前もって謝っておきますね」という表現としてよく使われ、今からその人に不便をかけようとしていること、そしてそれを申し訳なく思っていることをその人に知らせておくのです。日本語の「すみません」と非常によく意味が合っています。また、すれ違いざまに人に軽くぶつかるなどのアクシデント少し不便をかけた後でも使われます。

もう1つの使い方は、常に自分で制御できるとは限らない身体機能に関する謝罪です。ガスの音(口からとお尻からの両方)、あくび、くしゃみ、咳、大きな咳払いをした時などに使います。特にコロナウイルス拡大後の世界では他人をウイルス感染のリスクにさらす可能性がありますから、謝るのが良いマナーですよね。

これに対する返事はあまりちゃんとしていません。ここで注意しておきたいのは、身体機能について言われた"excuse me" には返答しないほうが良いということです。通常、それ以上恥ずかしくさせないために、みんな聞いて聞かぬふりをします。

"You are excused"「大丈夫ですよ」が正式な返信ですが、堅苦しくて少し時代遅れに聞こえます。

最近よく使われているのが "No worries / No problem"「心配無用・問題なし」です。 "thank you" 「ありがとう」への返信としても使用されます。

"Don't sweat it / No hard feelings" 「焦らなくていいよ/怒ってないよ」は、謝罪を申し出た人に、あなたが決して怒っていないことを伝えるのに使います。

"You're good / No big deal"「大丈夫だよ/大したことじゃないよ」は、謝罪を申し出た人に何も害がなかったことを伝えたい時に使います。これはかなりカジュアルですが、"No big deal" は "no biggie"に省略できます。友達同士で使う表現です。

このブログが皆様のお役に立てば幸いです。基本的な丁寧な表現を学ぶことも重要ですが、それらの違うバージョンを習得することが真の習熟度につながります。適切な状況で適切な表現を使用すれば、自分の英語がどれほど自然に聞こえるか実感していただけるはずです。

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