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教室での質問: “Thunder”と”Lightning” の違い

By Brian Carpenter 2021/09/23


教室での質問: “Thunder”と”Lightning” の違い


こちらは、先週長久手ですごい雷雨だった後に、英検クラスを受講している生徒さんからの質問です。18年間の教師生活において、何度も質問されたことがあり、皆さんと共有することでお役に立てるのではと思いました。

生徒さんからの質問: thunder and lightning の違いは何ですか?

簡単な回答:Lightningは空に光る稲妻(電光)のことで、Thunder は光ったあとにくる雷の音です。

続いての質問:thunder とLightningを一語で表す英単語はありますか?

簡単な回答:ありません。

少しだけ補足をした回答:英語では、lightning(雷雨の際に起きる放電)とthunder(雷の音、雷鳴)をそれぞれ別のものとして話します。

英語では、これらの2つの意味を持った1つの単語はありません。しかしながら、“thunder and lightning”はとても一般的なフレーズで、まとまった一つの言葉として早口のように話されます。これはコロケーションのひとつの例です。私たちはこれらの単語を話すとき、“thunder and lightning,”の語順となります。

真夏の夜、雷の音は聞こえないのに雷の光だけ空に見えた時などは、2つの単語の組み合わせのうち、1語だけを使うこともよくあります。“Oh! Did you see the lightning over there?” ”わぁ、あっちでカミナリが光ったの見えた?” もしくは雷の音だけ聞こえて、光が見えなかった時は、“I can hear thunder. There must be a storm coming.” ”カミナリの音、聞こえた。嵐が近づいてきているに違いない。”となります。

thunder とlightningのどちらも数えられない名詞ですが、lightning bolt(稲妻)は数えることができます。“A bolt of lightning struck the tree in front of my house.” ”家の前にある木に稲妻があたった。” 雷は数えられない名詞として通常は使われます。どっちがどっちかわからなくなってしまったら、lightningは “light” ”光”が含まれていることを思い出してください。

興味深い事実:平均的な稲妻は、大人の親指とほぼ同じ幅で約2㎝から3㎝。温度は約20,000℃で太陽の表面温度の約3倍だそうです。

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