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前回のブログでは、長久手市の私たちのスクールのグループレッスンでの、よくある間違いについて書きました。その間違いとは、「友達と気軽に会う約束をする」という文脈で、日本語の「約束」という言葉を英語に訳す際、「to make plans」ではなく「appointment」という表現を使ってしまったということです。これらには重要なニュアンスや用法の違いがあり、辞書に載っていない場合もあるため、実際とても複雑な部分なのです。英語を普段から使っているネイティブ・スピーカーにしか分からないニュアンスの中の一つであるとも言えるでしょう。
「To make plans」は友人などとの気軽な会合という文脈で使うには良い表現ですが、実際のところ、その使用法はとても特殊です。前回のブログ記事の例文を見直してみましょう。:
- I really wanted to see that friend again, so we made plans to meet.
- Sorry, we can’t go out this weekend. We’ve already made plans with my in-laws.
- We should make plans to see each other again!
- I really wanted to join you guys, but I already had plans to meet another friend that evening.
- Whenever you make plans with him, send him a reminder a day in advance. He’s a busy man and might forget about it.
上記の例文では全て、その会合が既に予定されている場合や、予定を確認する場合、またその予定が過去に行われた場合や、将来の予定の可能性について話しています。
ここで、生徒さんの文章を見直してみましょう。
- “I made an appointment with my friend.” ❌
- “I made plans to meet my friend.” ⭕
彼女の場合、「We made plans to meet.(私たちは会う予定を立てた)」と表現すると、この場合は最も自然な表現となります。なぜならその会合は私たちのレッスンで彼女がその会合について話すよりも以前に計画立てられているからです。
しかし、まだ会合が行われていない、あるいはこれから行われる場合についてはどうでしょうか?
こちらの会話を見てみましょう。
- Carina: Hey Brian, do you want to go grab a coffee?
Brian: Sorry, maybe next time. I’m picking my children up from school today.
どうでしょうか?彼は「to make plans」の表現を全く使っていません!その代わりに、ブライアンは「動詞+ing」を使って以下のことを言いました。
- 私が彼にコーヒーを飲みに行こうと誘う以前から、彼には何か他の予定があった。
- その予定はまだ行われて(起こって)いなかった。
私たちエクスリンガルの英語教師であるギャレスは、「動詞+ing」の未来形の使い方について、とても役立つブログシリーズを書いています。「動詞+ing」はとても多用途に使え、非常に便利ですので、ぜひお読みくださることをお勧めします。
以下がそのリンクです。
動詞+ ing)は、今起こっていることだけに使われるの?
動詞+ingで未来形って、本当?
現在形で未来について!
単語のニュアンス 1:”plans”と”promises”
「apointment」と「to make plans」の表現の正しい使い方を学んだ後、長久手市のスクールの同じ生徒が面白い感想を話してくれました。:
「"plan"という単語がこんなにカジュアルなシーンで使えるなんて驚きました。何だか”plan”というと、仕事やビジネスのプランとか、政府の計画とか、とても重要なことに対して使う感じがします。カフェで友達と会うような、そんな些細なことに対しても使えるなんて思っていなかったです!」
他の生徒さんたちも彼女の言葉に同意し、うなずいていました。そのとき、私もひとつ思い出したことがあったのです。というのも、「約束」という日本語について、私も全く同じような感覚を持っていたからです!
私は「primise」という言葉について以前学びましたが、英語での「promise」という表現は非常に重要な意味やニュアンスを表現します。
例としては
- “To make plans” applies to meetings that were made and happened in the past
- If you want to talk about an upcoming meeting, use an -ing verb
- “Plans” can be used in the context of casual meetings
- But only in the plural form, even if you only have one meeting. In the singular form, it takes on a more serious meaning.
もちろん「promise」という英単語を軽くカジュアルに使う場合もありますが、基本的にはとても重要な場面で使われる言葉です。
私は自分の頭の中で「promise=”約束”」とあまり深く考えすぎずに理解していたので、日本語を学習している者として、おかしな誤解をしていました。例えば以前、知人である、はなさんと以下のような会話をしたことがあります。:
- Carina: はなさん、スターバックスに行きませんか?
Hana: すみません、また今度ね!今日は約束があるので。
私の頭の中では「”約束”=promise」だったので、彼女の返答を聞いた後すぐに、「ああ、それは彼女にとってとても重要な会合に違いない!」と思ったのです。
しかしこの場合、明らかにそうではなく、また「plans」という英語表現を使うシーンでもないのです。カジュアルな場面で使うことは出来ますが、やはり注意が必要です。
単語のニュアンス 2:"a plan "と "plans"
これは細かなポイントですが、見落としてはならない非常に重要な部分です。
友人と会うという文脈において、こちらのブログでご紹介したように、「to make plans」は常に複数形で表現します。複数形にすることによって、一般的な意味が保たれ、従ってカジュアルな表現になります。たとえ計画や予定が1つしかなくても、です。
- I made plans to meet a friend.
(会う友人は一人でこの予定自体も一つですが、”plans”という単語は複数形です。)
もしこれを「make a plan」としてしまうと、より深刻な意味をもってしまいます。”冗談”として言うのでなければ、間違った表現になってしまいます。
以下の例をご覧ください。
- If you want to see your friend, you should make plans to meet. ⭕
- If you want to see your friend, you should make a plan to meet. ❌
(この表現だとまるで、あなたが友人に会うことが”ミッション・インポッシブル”のシーンのようになってしまうのです。まるでビルを垂直下降しなければ友人には会えないという程、深刻な表現として聞こえてしまうのです。)
結論として
- 「to make plans」は、既に予定立てられている、または過去に行われた会合について話す際に使いましょう。
- これから先(将来)に行われる会合について話す場合は 「動詞+ing」形を使いましょう
- 「plans」はカジュアルな会合「plans」はカジュアルな会合について話す際にも使えます。 について話す際にも使えます。
- ただし、たとえ1回だけの会合の場合でも、複数形で表現しましょう。もし単数形を使ってしまうと、より深刻な意味合いになってしまいます。
ぜひこちらのブログ記事をあなたの英語学習にお役立ていただけますと幸いです。既にお分かりのように、簡単な単語にも実際は数多くのニュアンスがあり、時としてこれらのニュアンスは辞書にすら載っていないこともあります。それでも、やはり語学学習の中で様々な間違いをすることはとても大切なことなのです!
マルチリンガルな講師として、私自身の語学学習の過程において、完璧な文章を話しているときよりも、やはり間違いながらも会話をしている方が多いと思います。あなたが目指す語学学習のゴールへの過程の中で、間違うことを恐れ過ぎないようにしていきましょう!私自身も、間違うことから、数多くのことを学んできたからです。
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